12/3(土)のスケッチ遠足(←終了しました)の舞台、見沼通船掘(みぬまつうせんぼり)についてちょっぴりご紹介します(^-^)
見沼通船掘とは江戸時代に治水と通運の為に作られた水路のこと。
この通船掘を通って江戸に年貢米やら作物を運び、江戸からは海産物や工芸品が運ばれました。
現在もその用水路が部分的に残っていて、さいたま市内でいくつか見つけられます。
今回訪れる「見沼通船堀公園」は、用水路とその水辺環境が残されている小さな史跡でもあるんです。
工事は全て牛馬と人力で行なっていた時代。
江戸に通じる自然の川(芝川)にアクセスしやすいように水路を掘った訳なのですが、それはプロジェクトX(古っ)のテーマ曲がぴったりの知恵と工夫で作られたそうな。
どの辺がプロジェクトXかというと、、
水路を効率的なルートで通すにあたり土地の高低差がネックになったものの、それを水門の開閉で水位を調整して船の往来を可能にした、というところ。(超ざっくり)
この仕組みはスエズ運河でも採用されているが、この見沼通船掘はそれよりも大分早い時代(享保のころ)に開発された、というのも注目ポイントです。
江戸幕府から遣わされたお役人、伊澤弥惣兵衛さんという人が尽力した一大プロジェクトで、浦和エリアの郷土史に欠かせない存在なのでした。
治水を願うこの土地には、竜神さまの伝説や「水神社」が今も残ります。
この辺のゆるキャラは、竜がモチーフのヌゥちゃんです(^-^)
(左の黄色いヤツは、テレビ埼玉のテレ玉くん)
実は私、子ども時代をこの辺りで過ごしていました。
社会科の副読本で、この見沼通船掘のことを学んだものです。
当時は浦和市でしたねぇ、懐かしい。
社会科見学とかで通船掘も訪れたような気がするんだけど、、全く印象ナシ。そんなもん(笑)
ですが、
大人になって改めて、郷土の歴史を踏まえつつその場所を歩いてみると、なんだかとても面白い(^-^)
江戸時代から昭和の初めまで使われていたという用水路。
現代といにしえのギャップをひしひし感じながらも、、
その中でも、自然の営みの姿は今もどこか一緒かもしれないこと。
景色や人や動植物が入れ替わっても「誰かが誰かと生きている」というこの世界はずっと続いてるんだなぁ、、
なんて思いをはせると、
今ここに生きて、歩いて、景色を見ている不思議をじんわり感じます。
歴史ロマン☆ですね(^-^)
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12/3(土)のスケッチ遠足、残席4です。
寒さが厳しくなる前の滑りこみ企画、どうぞ暖かくしてお越しください♩
みなさまにお会いできるのを楽しみにしております(^-^)